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第四八回

江戸のクリスマスパーティ⁈オランダ正月

 クリスマスが近づいてきました!上野風月堂にもクリスマス限定のプティゴーフル・ショートケーキ味などが登場。サンタクロースやトナカイのパッケージがとっても可愛くて見ているだけでウキウキします。

 日本には戦国時代に宣教師によってキリスト教がもたらされ、クリスマスの習慣も広まりました。キリシタン大名はクリスマスには休戦し、讃美歌を歌ったり、食べ物を持ち寄ったりしてかなり本格的にパーティーを行っていた記録が残っています。

しかし江戸時代にはいるとキリスト教の信仰が禁止されたため、日本人によるクリスマスパーティーは行われなくなりました。

ただ、長崎の出島には貿易のために日本に長期滞在しているオランダ人がおり、彼らが密かにクリスマスを祝うようになったんです。その名も「オランダ正月」。

日本では正月行事が盛んなことから、太陽暦の正月にオランダの正月行事という名目で西洋式のパーティーを開き、心の中で密かにクリスマスを祝うことにしたというわけ。

ワインを飲みながら、スープや魚料理や肉料理、揚げ物や煮込み料理のフルコース、デザートにパイやお菓子、パンケーキなどを食べて賑やかに過ごしました。

この「オランダ正月」に招かれた日本人の役人は大感激!自宅でもマネをして西洋式の宴会をおこなうようになります。

これを知った江戸の蘭学者たちもマネをして、江戸でも「オランダ正月」が行われるようになったんです。四角い座卓をいくつもならべて西洋の長テーブル風にし、その上にボトルやグラスを並べ、大皿料理を小皿に取り分けてナイフとフォークで食べました。その様子はまるでクリスマスパーティ!外国の書物など珍しい舶来品を持ち込んだり、外国人風のコスプレで参加する人もいたようです。

 こういうイベントでワクワクする気持ちは、今も昔も変わらないんですね。

本文イラスト:ほーりー

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